「パンを作りたいけど、スキムミルクがない…」
そんな時に役立つ代用品と計算方法を詳しく紹介します。
この記事でわかること
- スキムミルクの代わりに使える7つの身近な食材と正確な計算方法
- ホームベーカリーでもOK!スキムミルクなしでパンをふんわり焼くコツ
- スキムミルクの正しい使い方と保存方法と購入先情報
この記事を読めば、スキムミルクがなくても美味しいパンが作れるようになります!
パン作りでスキムミルクがない時の代用品6選!と計算方法

牛乳で代用
パン作りでスキムミルクの代わりに牛乳で代用する場合は水分の調整が必要です。
基本的な代用方法・計算方法は以下を参考にしてください。
- スキムミルク大さじ1(約6g)=牛乳30ml
- レシピの水分量から、加えた牛乳のうち90%の水分を減らす
ただし、牛乳には乳脂肪が含まれているため、スキムミルクと完全に同じ仕上がりにはなりません。
パンの場合その差はあまり目立ちませんが、カスタードクリームなどのフィリングでは仕上がりが全く変わってしまうので気をつけてくださいね。
クリープ(マリーム)で代用
パン作りでスキムミルクがない時、クリープ(マリーム)で代用できます。
ただし商品の中には乳糖などの甘み成分が含まれているもがあるので、砂糖の調整が必要になる場合もあるのパッケージの成分表示をよく確認しましょう!
甘味成分が入っている場合は、レシピの砂糖を少し減らす必要があるかもしれません。
クリープ(マリーム)を使用する際は、スキムミルクと同じ量(g数)を使用しましょう。
ヨーグルトで代用
パン作りでスキムミルクの代わりにヨーグルトで代用することは、おすすめしません。
その理由は次の3つです。
- ヨーグルトには強い酸味があり、パンの風味が変わってしまう
- ヨーグルトは水分が多いため、生地の水分量調整が必要になる
- 酸味がイースト菌の働きを弱めることがあり、パンがうまく膨らまない場合もある
以上のことから、パン作りでは、牛乳やクリープなど他の代用品を選ぶほうが美味しいパンを作ることができます。
豆乳で代用
パン作りでスキムミルクの代わりに豆乳を代用することはできますが、いくつか注意点があります。
基本的な代用法と計算方法
- スキムミルク6gの場合→豆乳60mlを使う
- レシピの水分量から、豆乳に含まれる水分(豆乳の量の約90%)を引く
- 例:豆乳60mlを使う場合は、水を約54ml減らす
豆乳を使った場合の特徴と注意点
- 味の変化: 大豆由来の優しい風味が加わり、独特の味わいになる
- 膨らみにくい: 豆乳の脂質やタンパク質により、生地が硬くなり膨らみにくくなることがある
生クリームで代用
パン作りでスキムミルクの代わりに生クリームで代用すると、パンの風味や食感が大きく変わります。
生クリームは乳脂肪が豊富なため、パンにコクと濃厚な味わいを与え、スキムミルクよりも豊かな乳製品の風味が感じられるようになります。
基本的な代用法と計算方法
- スキムミルク大さじ1(6g)=生クリーム大さじ1(15ml)
- 大さじ1/2程度の水分量を減らす
生クリームを使った時の特徴
- パンにコクと濃厚な味わいが加わる
- 豊かな乳製品の風味が楽しめる
生クリームの使用量の目安
- 小麦粉に対して5%程度:ほんのり柔らかくなる
- 小麦粉に対して10%程度:しっとりとした食感になる
- 小麦粉に対して20%程度:高級食パンのような耳までしっとりした仕上がり
ぜひ試してみてくださいね。
練乳で代用
パン作りでスキムミルクの代わりに練乳を使うことはできますが、あまりおすすめしません。
その理由は3つあり、
- 脂肪分が多く、リッチな風味
- 甘みが強い(加糖練乳の場合)
- 水分量が少ない
初めてパンを作る人は、牛乳やクリープなど、スキムミルクに近い代用品を選んだ方が失敗が少ないです。


ホームベーカリーのパン作りはスキムミルクなしでも大丈夫?

ホームベーカリーでスキムミルクなしでパンを作るとどうなる?
スキムミルクはパン作りにおいてとても大切な材料の一つです。
スキムミルクを使うと
- パンに特有のおいしい風味が出る
- きれいな焼き色がつく(使わないと色が薄くなる)
- パンがふんわりと膨らむ
スキムミルクを使わないと、あっさりした味になって、焼き色も薄くなります。食感も少し違ってきます。
パン作りの面白いところは、材料を少し変えるだけで、味や見た目、食感が変わることです。最初は基本の材料で作ってみて、慣れてきたら材料を変えて自分好みのパンを見つけてみましょう。
スキムミルクがなくても、牛乳やクリープなどで代用できますが、それぞれ違った特徴のパンになります。
いろいろ試してみるのも楽しいですよ。
ふんわり感とコクを出す代用品
- 牛乳はスキムミルクの代用品として最適です!
水分と脂肪分が豊富なため、パンにリッチな風味とコクを与え、深みのある味わいと滑らかな食感を生み出します。
ただし、ホームベーカリーのタイマー機能で翌日に焼く場合は牛乳の使用は避けましょう。
牛乳は常温で長時間放置すると腐敗のリスクが高まります!!
特に夏場や温暖な環境では危険!
おいしさと安全性を両立させるため、即日焼成の場合は牛乳を使用し、タイマー予約を利用する場合は別の代替品を選びましょう。
パン作りでスキムミルクを使うメリットとデメリット
スキムミルクを使うとパンがふんわり美味しくなる理由
スキムミルクに含まれるタンパク質は、生地をしっかりとまとめる手助けをしてくれます。
そのおかげで、生地がふんわりと膨らみやすくなり、軽い食感のパンが作れます。
また、スキムミルクは水分をよく吸収する性質があるので、パンがしっとりとした仕上がりに、さらにスキムミルクには乳糖という甘み成分が含まれていて、この乳糖がパンにほんのり自然な甘さを加えてくれます。
そして、焼き上げたときにパンの表面がきれいな焼き色になるのもスキムミルクのおかげなんですね。
これらの特徴が組み合わさることで、見た目も味も良い、美味しいパンを作ることができます。
牛乳アレルギーの人が気をつけること
牛乳アレルギーがある人は、スキムミルクを使うのをやめましょう!
スキムミルクは牛乳から脂肪を取り除いたものなので、アレルギー反応が出てしまうこともあるため使用を避けることが安全です。
使用する場合は、必ず医師に相談してくださいね。
また、スキムミルクや牛乳を使わなくても美味しい手作りパンが作れるので、無理に使用せず安心して食べられるパンを作りましょう。
スキムミルクを使うとどんな効果があるの?

ふわふわパンを作るためのスキムミルクの正しい量と入れるタイミング
スキムミルクは、パン作りにおいて生地をふんわりさせる効果があります。
脂肪分が少ないため発酵がスムーズに進み、生地の膨らみが良くなり、美しい焼き色をつける役割もあります。
さらに、ほのかなミルク風味が加わりパンの味わいを引き立てます。
正しい量とタイミング
スキムミルクの適量は小麦粉の約6~7%が目安になるので、小麦粉250gの場合スキムミルクは15g程度が適切です。
入れるタイミングは、他の粉類と一緒に混ぜるのがおすすめです。
これにより均一に混ざりやすくなり、生地が滑らかになります。
スキムミルクを上手に使うことで、初心者でもふんわり美味しいパンを作ることができます!
パンを作る時に失敗しないためのスキムミルクの計り方
スキムミルクは非常に軽い粉末状の材料なので、計量スプーンやデジタルスケールを使って正確に量を測ることが重要です。
特に初心者の場合、目分量ではなくきちんとした器具を使うことで失敗を防げます。
計り方のポイント
- スプーンで軽くすくう
スキムミルクをすくう際、スプーンで軽くすくい、山盛りにならないよう平らにならします。 - デジタルスケールで確認
スプーンで測った量がレシピ通りか、デジタルスケールで再確認すると安心です。
パン作りでスキムミルクを使う時のよくある質問

まとめ
スキムミルクは、ホームベーカリーでパン作りにおいてふんわりした食感や美しい焼き色を実現する重要な材料です。
ただし、手元にない場合でも、牛乳や豆乳などを代用することで美味しいパンを作ることができます。
スキムミルクを使うメリット
- ふんわりした食感を実現
- 美しい焼き色がつきやすい
- 乳糖が自然な甘みを加える
代用品の活用法
- 牛乳:水分を調整して使用
- 豆乳:乳製品代替として利用可能
最後に
スキムミルクを使ったパン作りは、初心者でも簡単に美味しいパンを作れる方法です。
代用品を活用することで、手作りパンを作ることができます。
ぜひ、パン作りの楽しさを最大限に楽しんでくださいね!