ベーグルって、意外と簡単なんですよ。
そう言うとびっくりされるけれど、実はパン作り初心者にこそ向いているメニューです。
2025年6月17日、オンラインでベーグルレッスンを開催しました。
参加者は3名。
手ごねからケトリング(茹で工程)、そして焼成まで。
まるっと2時間半で、もちもちつやピカなベーグルが焼き上がりました。
成形でよくある失敗も、コツさえわかれば大丈夫。
今回は、左右の太さがアンバランスになる“あるある問題”も、丁寧に対処しました。
「今まで食べた中で一番おいしい」
そんな言葉まで飛び出したこのレッスン。
教える私自身も、あたたかな気持ちになりました。
この記事では、そのレッスンの様子やこだわりの内容をたっぷりご紹介します。

実は、成形で“真ん中だけ太くなる”のはあるある。
コツを押さえれば誰でも改善できます!
ベーグルって実は簡単で美味しいんです


市販のベーグルを食べて「これじゃない」と思った話
ベーグルって、ゴワゴワして硬くて、美味しくない。
そう思っていた時期がありました。
でもある日、自分で焼いてみたら自分の中のベーグルのイメージが一変しました!
外はパリッと香ばしく、中はもちっとしてしっとり。
こんなに違うの?って、本当に驚いたんです。
それから私はベーグルの虜。
おいしいだけじゃなく、焼き上がりの見た目も愛らしくて今ではパンの中でいちばん好きです。
「市販のベーグルしか知らなかったら、損してたな」
そう思ったからこそ、このレッスンを始めました。
「ベーグルって、こんなに美味しかったんだ」
参加者のその一言が、何よりのご褒美です。
「簡単なのに感動レベル」手づくりベーグルの魅力
パン作りは難しそう。時間がかかって大変そう。
そんなイメージを覆してくれるのがベーグルです。
こねて、丸めて、成形して茹でて焼く。
手順はシンプルで発酵も短い。
材料も特別なものはいりません。
- 強力粉
- イースト
- 砂糖
- 塩
- 水
たったこれだけ。
でもその味は格別!
外は香ばしく、中はもっちりしっとり。
焼き立てを食べた瞬間、「これ、家で作れるの?」と驚くはず。
何度食べても飽きない。噛むほどに美味しさが広がる。
私はこの感動が忘れられなくて、パンの中でベーグルがいちばん好きになりました。
「簡単なのに、感動するほど美味しいベーグル」
今は募集をお休みしていますが、再開の際はまたお知らせします。
気になる方はぜひ楽しみにお待ちくださいね
教室名「和っか」に込めた思い
「和っか」という教室名は、ベーグルの“輪っか”の形から名づけました。
でもそれだけではありません。
もうひとつの意味、それは「和=つながり」です。
ベーグルを通じて、人と人が笑顔でつながっていく場所にしたい。
家庭の食卓に、手作りのぬくもりが戻ってほしい。
そんな願いをこめて名づけた名前です。
丸い輪っかは、どこにも角がない優しい形。
だからこそ「初めてでも、失敗しないベーグルレッスン」にこだわりました。
作る人がホッとできて、食べる人がニコッと笑える。
そんな時間を届けたくて、教室を続けています。
「不器用さんでも大丈夫」の秘密


一般的な成形での失敗あるある
ベーグル作りでよくあるのが「成形の難しさ」
特に多いのが、中心が太くて両端が細くなる仕上がり。
焼き上がりも斜めになってしまい「なんだか不格好…」とがっかりする声も。
実はこの失敗、巻き方と力の入れ方が原因です。
ベーグルはシンプルに見えて、形が崩れやすいパン。
でも最初から完璧を目指す必要はありません。
むしろ、失敗するポイントを知ることが大事!!
レッスンでは「どんな風に失敗するか」から伝え、事前にイメージしておくことで、ミスを最小限に抑える工夫をしています。
実演では「こうなるとズレやすいよ」と、ありがちなクセも紹介。
「見てからやってみる」
それだけで、自信を持って成形に取り組めるようになりますよ。
失敗しない編み込み成形のコツ
パン作り初心者にとって、編み込み成形は一見難しそうに見えるかもしれません。
でも、実はまっすぐ巻くより安定しやすく、形も可愛く整う優秀な方法です。
今回のレッスンでは、手順をゆっくり丁寧に分解してお伝えしました。
「カット面は必ず隠してね」
「この重なりが均等だと、焼き上がりがきれいになるよ」
そんな“プロのひとこと”が、仕上がりに大きな差を生みます。
不器用でも、初めてでも、失敗しないポイントは「回数より理解」
形よく焼き上がったベーグルを見て、思わず歓声が上がる場面も。
見た目も味も、ぐっと本格的な仕上がりに近づきました。
発酵の見極め
パン作りの成功を左右する“発酵”。
でも「1.5倍になったらOK」なんて書かれても、実際にはどのくらいか分かりづらいですよね。
だからレッスンでは、視覚・触覚・感覚でしっかり伝えました。
理論も大切大事だけど“感覚で覚える”ことも大事!
特に初心者は、気温や湿度の影響も不安になりがち。
その都度一緒に判断することで、迷いがなくなります。
失敗しないコツは「見て覚えること」。
そして何より「一緒にやる」ことです。
ケトリング(茹でる工程)とツヤ出しのタイミング
ベーグル特有の“もちもち食感”と“ツヤツヤの焼き色”。
それを生み出しているのが、ケトリング(茹でる工程)です。
茹でる時間が短すぎるとツヤが出ず、長すぎるとふくらみが悪くなる。
シンプルだけど、見極めが難しいのがこのパートです。
レッスンでは、茹でる前のお湯の温度チェック。茹でる面の確認や茹で時間。
リアルタイムで確認しながらタイミングをつかんでもらいました。
市販のベーグルとの大きな違いは、この“ツヤとハリ”
自宅でここまで美味しそうな見た目になると、達成感もひとしおです。
ベーグルの焼き上がり
最後の仕上げは焼成。
オーブンからぷっくり膨らんだベーグルが出てくるときのワクワク感は、何度味わっても格別です。
レッスンでは、焼き上がりの変化もリアルタイムで共有。
「あと2分!」「すごいツヤ!」
画面越しでも、まるで一緒にキッチンにいるような感覚でした。
焼き色の変化、香りの立ち方。
オーブンの前で見守る時間も、学びのひとつ。
参加者のひとこと
「自分でベーグルが焼けた〜!」
そう、完成したときの喜びは、一人よりもみんなで味わう方が大きいのです。
「やってよかった」そう思える時間でした。
「今までで1番のベーグル」


印象的だった参加者の感想
受講者の方が口をそろえて言ってくださったのが、「自分で作ったとは思えない美味しさ!」という言葉でした。
中でも印象的だったのは、「今まで食べたベーグルで一番おいしい」という感想です。
レッスン後にご家族と一緒に味わい、その場で「また作って」と言われたという嬉しい報告もありました。
こうした声をいただけることが、何よりの励みです。





現在は対面レッスンをお休み中ですが、再開準備中です。
苫小牧近郊の方は楽しみにしていてくださいね!
再開後はパンだけじゃなくお菓子のレッスンも開始します。
「初めてでも焼けた」
ベーグル作りが初めての方も参加してくれました。
最初は「うまく成形できるかな」「茹でるって難しそう」と、不安そうな表情。
でも焼き上がったベーグルを見て、「ちゃんとベーグルになってる!」と目がまんまるに。
ツヤっと輝く表面に感動してくれる様子が、画面越しにも伝わってきました。
初心者さんでも自信がつくように構成したレッスンが、ちゃんと届いていたと感じられた瞬間です。
手ごねだからこそ伝わるものがある


実際にやってみて感じたこと
ベーグルレッスンはこれまでに何度も開催していますが、今回のようにオンラインで一緒に“手ごね”からスタートするのは初でした。
材料の状態、生地のまとまり具合、こねる感触。
画面越しに伝える難しさもあるけれど、参加者が一生懸命に自分の感覚で確かめようとする姿勢が、とても印象的でした。
「このくらいかな?」「もう少し?」そんな問いかけに返すやりとり。
やっぱり手ごねは、パン作りの原点であり、言葉にしづらい“気づき”を生むんだなと再認識しました。
少人数ならではのサポートの質


3人限定のレッスンだったからこそ、全員の生地の状態にしっかり目が届きました。
質問もしやすく、つまずきもすぐにフォローできる。
「大丈夫、そのまま続けて」「いま粉足してもOK」そんな細やかな声かけができたことで、安心感を持ってもらえたのではと思います。
大人数のレッスンでは味わえない、この距離感。
終始リラックスした雰囲気で、和やかに進めることができました。
教える側の気づきや嬉しかった瞬間
「できた!」という笑顔を見るたびに、こちらまで心がぽかぽかに。
編み込みを成功させて満面の笑みを浮かべたとき。
「美味しい」と画面越しにパクパク食べる姿を見たとき。
教えることって、教えられることの連続なんだと改めて実感しました。
やっぱりこの仕事が好き。
そう思える時間でした。
よくある質問(FAQ)


まとめ
初めてでも安心して取り組める。
一緒に作って、一緒に笑って、一緒に感動する。
「和っか」という教室名には、そんな“つながり”への願いを込めました。
ベーグルは意外とシンプルで、だけど奥が深くて、焼きたては格別です。
難しいからこそ楽しい。
手を動かすからこそ心が動く。
そんな体験を、これからもたくさんの方に届けていけたら嬉しいです。
またいつか、あなたと一緒にベーグルを作れる日を楽しみにしています。